修了生(平成21年度生)からのメッセージ / Message from Graduates
3期生の皆様へ
認定看護師教育センターを卒業してから認定審査まではとても不安で、仕事をしながら受審に向けての継続勉強、体調管理、モチベーションの維持はとても大変でした。しかし卒業後も、仲間と学習する日を決めてセンターで共に学ぶ機会を設けることで、学習への意欲を復活させることができました。学生として学んでいた頃とは違い、不透明だった部分の理解も深まりました。卒業後もフォローアップが充実している環境で安心して学習ができました。
3期生の皆様へ
2010年7月2日、念願の認定審査に合格することができた。今振り返れば在学中の半年間は本当に楽しい日々だった。慣れない机上の学習と試験、実習ではかなりの睡眠時間と精神力を投じたが、一人ではなかった。同じ目的を持った仲間とセンターの先生方が一緒だったから頑張れた。また、自施設のスタッフや家族の応援があったからこそ、ここまでやれたのだと想う。本当に心から感謝している。今は、ただ2期生のみんなに会いたい。
3期生の皆さまへのメッセージ
認定看護師教育センターで学んだ仲間との出会いは愛しく、一生大切な存在になりました。このたび認定審査を受けて、3期生のみなさんへ一日も早くお伝えしたいと思っていたことがあります。講義で学ぶ内容がどれほど大事であるかということです。がん化学療法の内容の前に、看護倫理をはじめとして、認定看護師の意義が問われたと思います。あらためて講義内容はすべて大事であると痛感した認定審査でした。
久留米大学認定看護師教育センターとの出会い
出会いは、乳がんの患者さんに、がんワクチンについて質問されたことからでした。インターネットで「がんワクチン」を検索するなかで、久留米大学、そして久留米大学認定看護師教育センターを知ったのです。認定看護師を目指すことに自信はありませんでしたが「その頃、私はもういないかも知れないけど、見守っているから是非頑張って欲しい」という、ありがたい患者さんの思いを胸に入学しました。教育課程の6か月間は、思い出せないくらい忙しい毎日でしたが、専門的知識の他に、看護の原点に戻る機会も頂きました。そして、かけがえのない仲間と、熱心にご指導いただいた先生方との出会いは、人生の財産になりました。
3期生の皆様へ
私が、がん化学療法看護認定看護師を目指したきっかけは、3年間の外来化学療法室勤務の中で、「がん化学療法を受ける方々に、専門的な質の高い看護を提供したい」と痛感したからでした。久留米での6ヶ月間は、がん化学療法看護をじっくり考え、自己の看護を振り返った貴重な時間でした。一期一会である32人の2期生の仲間と切磋琢磨し、泣いたり、笑ったりした時間は、これからの認定看護師としての活動を支えてくれる宝です。がん化学療法看護を極めたい方、久留米でがん化学療法看護認定看護師を目指しませんか。筑後川の花火が応援してくれますよ。
自分で決めたことだから
自分で決めたことだから、続けることも止めることもできたけど、続けることを選んだ。泣いて、泣いて、泣いて、笑った6ヶ月間。心も体も壊れそうになり、現実逃避することもあった。辛いことも多かった。でもそれ以上に得ることが多かった。貴重な貴重な6ヶ月間。もっともっと大切に過ごせば良かった。今は辛くてもきっと笑って話せる日が来ることを信じて。まだこれからだから。
3期生の皆様へ
緩和ケアと化学療法看護が一緒に学べること良さは、互いの分野を理解しあい、共に学べることでした。臨床の現場に戻った今、その効果を更に実感しています。私は化学療法認定看護師になることができましたが、私の施設では、もうひとり緩和ケア認定看護師が誕生しました。がん看護の実践モデル・推進・指導する役割を担いながら、お互いに日々研鑽しています。がん看護で、緩和ケアとがん化学療法看護は深いつながりがあることは、周知のことと思いますが、同じ学び舎で育っている私たちは、わかりあえることがとても多く、よい連携がとれていると実感しています。先輩方から「通学中よりも卒業してからの方が大変だよ」と言われ、講師の先生にも「皆さんは厳しい世界に足を踏み入れたのです。学修し続けなければなりません」と言われたことを、今“その通り、こういうことだったのか”と認識しはじめています。そのような中、理解しあえる、緩和ケア分野の認定看護師の存在は私の大きな支えです。緩和ケアとがん化学療法看護の二つの分野を同じ場所で、時には同じ教室で学べる久留米大学認定看護師教育は魅力的なところだと実感しています。
3期生の皆様へ
3期生のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。入学後、慣れない環境での学習にさぞ苦労されていることだと思います。しかし、一緒に入学した仲間とならば必ず乗り越えられます。教育課程の途中や終了後に強く感じる事がありましたので、この場をお借りして是非お伝えしたいと思います。与えられた環境、時間を大切にして欲しいです。すばらしい先生方のお話を聞ける機会はそうありません。どん欲に、ガツガツと質問をして知識や技術を吸収してください。後で調べようとかはあまり考えない方がいいです。結局調べきれません。教育課程修了後はなかなか勉強する時間がなく、自施設に戻って慣れるのに精一杯だったりします。ましてや家庭があれば6ヶ月分の穴埋めもしなければなりません。そして次第に近づいてくる認定審査の日…試験の時に何がものをいうか…それは教育課程を受けている時にどれだけ真剣に、そしてどれだけ一日一日を大切に勉強してきたかです。研修ではありません、「教育課程」です。次に勉強の仕方ですが、友達、仲間、先生とよくコミュニケーションをとってください。自分一人だけの勉強では、間違った方向に理解していても、指摘してくれる人がいなければただの暴走です。多くの人とのコミュニケーションをとり、自分と他人の考えをすり合わせながら「ズレ」を少なくしていくことが大切です。厳しいことを書いてしまいましたが、これは私が感じた事実です。まだまだ大変な日々が続くと思いますが、どうぞお体には気をつけてください。
認定看護師教育課程で学んだこと
認定看護師として歩き始めた今、後戻りできない現実がある。地方の中核病院に勤務する中での自施設の課題は多いが、少しずつ解決に導けたらと考えている。また地域の特殊性を活かし、他施設、他分野の認定看護師と協働し、患者に寄り添う看護を提供することが理想である。自己研鑽するためには、勤務の都合がつく限り、学術講演会や学会への参加を考えているが、まだまだ駆け出し。多くは望まず、こつこつと頑張っていきたい。
がん化学療法看護認定看護師としての抱負
私はある患者に「がん患者は尊い命を病院に預け高い治療費を払っている。だから化学療法に携る看護師には高い専門性をもって患者を護って欲しい」と言われましたが、その当時は教育機関が近くになくて悩んでいました。しかし、九州で久留米大学に教育センターが開設され、受験することができました。 半年間、辛くて何度もくじけそうになりましたが、私を支えてくれたのは待っている患者や家族、病院の仲間、そして2期生や先生方でした。久留米大学だったからこそ家庭と勉強の両立ができ、頑張ることができました。今は認定審査に合格して患者との約束が果たせる喜びと、これからが大変だという身が引き締まる思いですが頑張ります。
3期生の皆様へ
認定看護師の教育課程で学んだことは、「一歩立ち止まる」ということだ。この言葉のおかげで自分を振り返ることができ、看護について考えるきっかけをもらった。 教育課程では、認定看護師を目指して同じ方向を向き、学生や教員と共に過ごすことできる。大事なのは、「同じ方向を向いている」ということで、看護のことなど、議論し合うと話題は尽きないくらいだ。 また、一人で困っていると皆が真剣に支えてくれる。苦しいことも多いが、一歩立ち止まって看護について考えたことで、私は一歩進むことができたと思う。
嗚呼 久留米での生活
「楽しかった」やはりこの言葉です。久留米で学んだ半年間は、人生の中でも内容が濃く、そして自分自身の皮を何枚も剥がし落した日々でした。このような経験ができるなんて、最高ですよ。同じ目的をもった仲間と討論できるなんて、もう「最高」のひと言に尽きます。あー、また通いたいです。そしてまた皮を剥ぎたい。久留米大学認定看護師教育センターはそんなところです。みなさん、ぜひ皮を剥がしまくってください。そしたら認定看護師になれますよ。
学ぶこと
父と共にがんと闘った家族としての経験と、職場でがんと共に「生きる」ことに悩んだり苦しんだりしている患者との関わりが、認定看護師への道を進むことを後押ししてくれた。現場を離れ、看護の基本から学ぶことで、看護を見つめて再考することができ、自分の看護の姿勢に自信を持つことができた。熱い思いがあれば人は学び、成長することができる。看護の道に終わりはないが、これからも学び続けていきたいと思う。
3期生の皆様へ
認定教育センターでの6ヶ月は、がんの専門的知識の修得だけでなく、組織やチーム医療の中で、それをどのように伝え動くのかという学びを深めることができ、また自分の課題を見つけることもできました。臨地実習では患者の背景を理解し、その人のもつ能力を見極めること、その力を支持することという看護の基本を学ぶことができました。先輩の認定看護師の働きや 言葉は、私にとってとても大切なものになり、先生たちはいつも近くで厳しく優しく指導してくれました。認定審査に合格した嬉しさと同時に、役割や責任などの不安はありますが、「患者さん!」をよくみて初心を思い出し頑張りたいと思います。