教育内容(2022年4月1日更新) / Education Guide
Ⅰ. 教 育 理 念
【久留米大学】
真理と正義を探究し、人間愛と人間尊重を希求して、高い理念をもった人間性豊かな実践的人材の育成を目指すとともに、地域文化
に光を与え、その輝きを世界に伝え、人類の平和に貢献することを使命とする。
【認定看護師教育課程】
多様化する国民の健康へのニーズに応えるために、高度専門化する保健医療活動において質の高い看護を実践できる認定看護師を
育成し、社会に貢献することを使命とする。
【特定行為研修】
特定の看護分野における地域医療及び高度医療のニーズにこたえるために、ケア・医療を俯瞰し、安全で確かな特定行為を実践でき
る人材を育成し、チーム医療に中心的に貢献することを使命とする。
Ⅱ. 教 育 目 的
特定の看護分野ならびに特定行為において高度で専門的な知識及び実践力とともに、倫理観、教育・調整能力を身につけ、
保健医療福祉活動において看護活動の質の向上に資する人間性豊かな認定看護師を育成する。
Ⅲ. 分 野 別 教 育 目 的 と カ リ キ ュ ラ ム 概 要
1.がん放射線療法看護分野
1 )教育目的 〘日本看護協会認定看護師教育基準カリキュラムB 課程から抜粋〙
(1)がん放射線療法看護分野において、個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した
看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践できる能力を育成する。
(2)がん放射線療法看護分野において、看護実践を通して看護職に対し指導を行える能力を育成する。
(3)がん放射線療法看護分野において、看護職等に対しコンサルテーションを行える能力を育成する。
(4)がん放射線療法看護分野において、多職種と協働しチーム医療のキーパーソンとしての役割を果たせる能力を育成する。
2 )カリキュラム概要
■ 共通科目 *1 | 時間数 | ■ 認定看護分野専門科目 *2 | 時間数 | ||
---|---|---|---|---|---|
1. | 臨床病態生理学 | 40 | 1. | がん看護学総論 | 30 |
2. | 臨床推論 | 45 | 2. | 腫瘍学概論 | 15 |
3. | 臨床推論:医療面接 | 15 | 3. | がんの医療サービスと社会資源 | 15 |
4. | フィジカルアセスメント:基礎 | 30 | 4. | がん放射線療法概論 | 30 |
5. | フィジカルアセスメント:応用 | 30 | 5. | がん放射線療法看護概論 | 15 |
6. | 臨床薬理学:薬物動態 | 15 | 6. | 対象に合わせた放射線療法と治療計画 | 45 |
7. | 臨床薬理学:薬理作用 | 15 | 7. | がん放射線療法の治療計画における看護 | 15 |
8. | 臨床薬理学:薬物治療・管理 | 30 | 8. | がん放射線療法を受ける患者・家族の | 15 |
9. | 疾病・臨床病態概論 | 40 | 包括的アセスメントと看護支援 | ||
10. | 疾病・臨床病態概論:状況別 | 15 | 9. | がん放射線療法に伴う有害事象マネジメントと | 30 |
11. | 医療安全学:医療倫理 | 15 | セルフケア支援 | ||
12. | 医療安全学:医療安全管理 | 15 | 10. | 放射線療法における放射線防護と安全管理 | 15 |
13. | チーム医療論(特定行為実践) | 15 | ■ 特定行為研修区分別科目 *1 | 時間数 | |
14. | 特定行為実践 | 15 | 1. | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 22 |
15. | 指導 | 15 | ■ 演習・実習 *2 時間割 | 時間数 | |
16. | 相談 | 15 | <演習>1.統合演習 | 15 | |
17. | 看護管理 | 15 | <実習>1.臨地実習 | 150 | |
合計時間 792 時間 |
*1 特定行為研修は60 分を 1 時間 とする「実時間」を適用しているが、該当教科目の時間数は 全て「みなし時間」で設定し表記している。
*2 認定看護師教育基準カリキュラムは 、認定看護分野専門科目において45分を 1 時間とみなす 「みなし時間」を適用している。
2.がん薬物療法看護分野
1 )教育目的 〘日本看護協会認定看護師教育基準カリキュラムB 課程から抜粋〙
(1)がん薬物療法看護分野において、個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した
看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践できる能力を育成する。
(2)がん薬物療法看護分野において、看護実践を通して看護職に対し指導を行える能力を育成する。
(3)がん薬物療法看護分野において、看護職等に対しコンサルテーションを行える能力を育成する。
(4)がん薬物療法分野において、多職種と協働しチーム医療のキーパーソンとしての役割を果たせる能力を育成する。
2 )カリキュラム概要
■ 共通科目 *1 | 時間数 | ■ 認定看護分野専門科目 *2 | 時間数 | ||
---|---|---|---|---|---|
1. | 臨床病態生理学 | 40 | 1. | がん看護学総論 | 30 |
2. | 臨床推論 | 45 | 2. | 腫瘍学概論 | 15 |
3. | 臨床推論:医療面接 | 15 | 3. | がんの医療サービスと社会資源 | 15 |
4. | フィジカルアセスメント:基礎 | 30 | 4. | がん薬物療法概論 | 15 |
5. | フィジカルアセスメント:応用 | 30 | 5. | がん薬物療法薬の知識 | 15 |
6. | 臨床薬理学:薬物動態 | 15 | 6. | 主な疾患のがん薬物療法 | 30 |
7. | 臨床薬理学:薬理作用 | 15 | 7. | がん薬物療法を受ける患者・家族のアセスメント | 15 |
8. | 臨床薬理学:薬物治療・管理 | 30 | 8. | がん薬物療法の治療計画の看護 | 15 |
9. | 疾病・臨床病態概論 | 40 | 9. | がん薬物療法の投与管理とリスクマネジメント | 30 |
10. | 疾病・臨床病態概論:状況別 | 15 | 10. | がん薬物療法に伴う症状の緩和技術と | 30 |
11. | 医療安全学:医療倫理 | 15 | セルフケア支援 | ||
12. | 医療安全学:医療安全管理 | 15 | 11. | がん薬物療法を受ける患者の継続支援体制 | 15 |
13. | チーム医療論(特定行為実践) | 15 | ■ 特定行為研修区分別科目 *1 | 時間数 | |
14. | 特定行為実践 | 15 | 1. | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 22 |
15. | 指導 | 15 | ■ 演習・実習 *2 時間割 | 時間数 | |
16. | 相談 | 15 | <演習>1.統合演習 | 15 | |
17. | 看護管理 | 15 | <実習>1.臨地実習 | 150 | |
合計時間 792 時間 |
*1 特定行為研修は60 分を 1 時間 とする「実時間」を適用しているが、該当教科目の時間数は 全て「みなし時間」で設定し表記している。
*2 認定看護師教育基準カリキュラムは 、認定看護分野専門科目において45分を 1 時間とみなす 「みなし時間」を適用している。
3. 緩和ケア分野
1 )教育目的 〘日本看護協会認定看護師教育基準カリキュラムB 課程から抜粋〙
(1)緩和ケア分野において、個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術
及び知識を用いて水準の高い看護を実践できる能力を育成する。
(2)緩和ケア分野において、看護実践を通して看護職に対し指導を行える能力を育成する。
(3)緩和ケア分野において、看護職等に対しコンサルテーションを行える能力を育成する。
(4)緩和ケア分野において、多職種と協働しチーム医療のキーパーソンとしての役割を果たせる能力を育成する。
2 )カリキュラム概要
■ 共通科目 *1 | 時間数 | ■ 認定看護分野専門科目 *2 | 時間数 | ||
---|---|---|---|---|---|
1. | 臨床病態生理学 | 40 | 1. | がん看護学総論 | 30 |
2. | 臨床推論 | 45 | 2. | 腫瘍学概論 | 15 |
3. | 臨床推論:医療面接 | 15 | 3. | がんの医療サービスと社会資源 | 15 |
4. | フィジカルアセスメント:基礎 | 30 | 4. | 緩和ケア総論 | 15 |
5. | フィジカルアセスメント:応用 | 30 | 5. | がん疼痛のマネジメント | 30 |
6. | 臨床薬理学:薬物動態 | 15 | 6. | がん疼痛以外の症状マネジメントⅠ | 30 |
7. | 臨床薬理学:薬理作用 | 15 | 7. | がん疼痛以外の症状マネジメントⅡ | 30 |
8. | 臨床薬理学:薬物治療・管理 | 30 | 8. | スピリチュアルケア | 15 |
9. | 疾病・臨床病態概論 | 40 | 9. | 緩和ケアを受ける患者の家族・遺族ケア | 15 |
10. | 疾病・臨床病態概論:状況別 | 15 | 10. | 臨死期のケア | 30 |
11. | 医療安全学:医療倫理 | 15 | 11. | 緩和ケアにおける倫理的課題 | 15 |
12. | 医療安全学:医療安全管理 | 15 | |||
13. | チーム医療論(特定行為実践) | 15 | ■ 特定行為研修区分別科目 *1 | 時間数 | |
14. | 特定行為実践 | 15 | 1. | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 22 |
15. | 指導 | 15 | ■ 演習・実習 *2 時間割 | 時間数 | |
16. | 相談 | 15 | <演習>1.統合演習 | 15 | |
17. | 看護管理 | 15 | <実習>1.臨地実習 | 150 | |
合計時間 792 時間 |
*1 特定行為研修は60 分を 1 時間 とする「実時間」を適用しているが、該当教科目の時間数は 全て「みなし時間」で設定し表記している。
*2 認定看護師教育基準カリキュラムは 、認定看護分野専門科目において45分を 1 時間とみなす 「みなし時間」を適用している。