修了生(平成20年度生)からのメッセージ / Message from Graduates
認定教育課程を振り返って(2期生へ向けて)
私は、一般病棟での緩和ケアの難しさを日々感じ、葛藤していました。その思いを解決し、緩和ケアの質の向上を目指すため、認定看護師教育センターに入学しました。家族と離れ遠い北海道から移り住み、不安な時もありました。朝から夕方までの授業、レポートや試験、実習など決して楽ではありませんでしたが、教員やクラスの仲間の支え、家族や職場、友人など多くの人の応援と協力があったから頑張れました。また、地元から遠く離れた地での看護に触れ、生活することはとても新鮮であり、視野も広がりました。私はここで、緩和ケアだけではなく自分の人生において大切なことを学ぶことができました。 現在は病棟での業務と、立ち上がったばかりの緩和ケアチームの活動に参加しています。以前は気づかなかったこと、見えなかったこと、聴こえなかった患者さんの心の叫びが、半年間の教育課程を終えた今、どんどん伝わってくるような気がします。これからどのように活動していくかはまだ検討中ですが、認定試験の合格を目指しながら、日々努力していきたいと思います。 2期生の皆さん、教育課程は平坦な道ではありませんが、同じ志の仲間と励まし合って乗り越えることができます。貴重な半年間を有意義に過ごして下さい。もちろん気分転換も必要です。そして共に緩和ケアを充実させていきましょう。
2期生の皆様へ
2期生の皆様、合格おめでとうございます。入学を待ちわび、喜びとともに希望に満ち溢れておられる事と思います。6か月間の教育課程の研修では、本当にかけがえのないものが得られると思います。私達1期生は、後輩ができることを本当に嬉しく思っています。それは、何より緩和ケアのネットワークが広がっていくからです。ここで出逢える仲間を大切にして、喜怒哀楽を共にしながら学び、緩和ケア教育課程の受講を頑張ってください。応援しています。そして、いつの日か久留米大学認定看護師教育センター緩和ケア課程卒業生として出逢えることを楽しみにしています。
2期生の皆様へ
皆様、久留米大学認定看護師教育センターがん化学療法看護分野への入学おめでとうございます。私も1年前の教育課程の合格通知を手にしたときの喜びと覚悟をとても鮮明に思い出すことができます。入学までの期間は教育センターからの課題や自施設での業務整理などであっという間に過ぎるのではないかと思います。どうぞお体には十分注意して過ごしてくださいね。入学式は最高潮に緊張しました。これからやっていけるのかと思う一方、どのような学びがあるのだろうという期待やネットワークをつくりたいというような希望に胸を膨らませていました。講義は個性派ぞろいの講師に恵まれ、レポートやテスト、プレゼンテーション等々とそのときは必死でしたが、学びを深めることで自分と向き合うことができました。数々の心に残る言葉とともにいい思い出となっています。実習では、先輩の認定看護師をはじめとする化学療法チームの努力と働きに目から鱗の連続でした。実習で抱える悩みにとことん付き合っていただき、たくさんの学びを得ることができました。これから卒業までの期間、決して晴れた日ばかりではなく、様々なことが頭をよぎって涙することもあると思います。そんなとき、家族のありがたさ、同僚、友人、患者さんの存在、何よりも認定看護師になりたいという自分自身の目標や誇り、意地…があなたの支えになってくれるでしょう。でも、そのことも分かり合えるがん化学療法看護、緩和ケアのたくさんの仲間がそばにいます。このつながりは何よりの宝となります。どうか皆様この出会いを大切に頑張ってくださいね。そしてこれから同じ仲間としてよろしくお願いします。